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2020年12月03日

自社製品としてスタッフの作りたいをカタチにしています。

自社製品としてスタッフの作りたいをカタチにしています。
彼女がうちに来てから4年になるかな。 洋服づくりの勉強がしたいと研修生希望でした。
2年目くらいからパート雇用し、3年目で正規雇用。
ボタンホールや刺繍、裾上げルイスの特殊ミシンも使いこなします。
シャツやワンピースなら裁断・芯貼り・縫製・まとめ すべて一人でこなします。
彼女の目的は 「作りたい服が作れるようになること」 なので 
型出しを教えています。イメージをしながらシーチングを扱っていく。
デザイン画や写真のラインを出すだけでなく、着た時の服の動きや素材の性質や着脱や縫製仕様など
いろいろなこと考える。
人が着てはじめて完成されるので誰がどのように着るのか 
洗濯・保管のことなど 着る人がどのように扱ってくれるのか、どうしたら扱いやすいのかなどイメージしながら型出ししています。

余談ですが、
店頭に並べるための商品づくりとして考えているひとも少なくないです
ハンガー面(づら)でデザインを求めてくる人もいます。
洋服を購入するときは試着してくださいね。
ハンガーにかけてるのと着て感じでは全然ちがいます。

自社製品としてスタッフの作りたいをカタチにしています。
彼女はデザイン画がかけないのでイメージに近い画像をもってきました。
バストラインで切り替えが入り、前中心あたりで縫いこみタックが6本入ったものでした。
バストトップの位置で切り替えが入っているものが気持ち悪い(個人の感想です)ので、アンダーの位置に下げました。
切り替えからウエスト、ヒップラインに向けて縫いこみタックを斜めに入れてます。
直下にすると下腹部中心に膨らみが出てしまう。斜めにすることで腰あたりが膨らみ女性らしいラインが出ます。
タックを入れることでぽっこりおなかがデザインの中に隠れます。それとウエストがきゅっとしまります。
せっかくなので、うしろも同じようにしました。

自社製品としてスタッフの作りたいをカタチにしています。
後ろをきゅっとしめることですっきりしたラインにみえます。 肩甲骨あたりにはしっかりゆとりが入っているので腕や肩は動かしやすいはずです。袖の形にもよりますね。
袖にもボリュームをつけてます。山にも袖口にもギャザーが入ります。

また余談ですが、
ギャザー分量は平面でパターン展開をしてからシーチング(仮縫い)で分量や形を確認するほうがいいです。
パターン展開の仕方には基本ルールがあります。いつかパターン教室再開します。
パターン展開ができるようになるといろいろなデザインがつくれますよ


ハイネックカラーのワンピースで仕上げる予定です。
いろいろ詰め込んだワンピースです。

受注生産販売に向けて進めています。

丈を短くしてブラウスにしたり、ノースリーブ、ノーカラー など 引き算でデザイン展開できます。
明日完成の予定♪

彼女の思いが形になります 



Posted by simple.asato at 08:06│Comments(0)
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